日本高純度が大幅反落、第1四半期営業利益は81%減
日本高純度化学<4973>が大幅反落している。24日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)単独決算が、売上高28億4300万円(前年同期比43.7%減)、営業利益5400万円(同80.6%減)、純利益1億1900万円(同57.1%減)と大幅減益となったことが嫌気されている。
スマートフォンやパソコン向けメモリ用途のプリント基板・半導体搭載基板用めっき薬品の需要が低迷したほか、コネクター用めっき薬品も産業機器向けは堅調だったものの、スマホ向け需要が落ち込んだ。また、リードフレーム用めっき薬品もパラジウム価格下落の影響を受けて減収となった。
なお、24年3月期通期業績予想は、スマホやデータセンター、産業機器などの需要が緩やかに回復すると見込み、売上高165億円(前期比1.5%増)、営業利益7億円(同23.3%増)、純利益6億円(同5.3%増)の従来見通しを据え置いている。