東京株式(前引け)=反落、売り一巡後は下げ渋る

市況
2023年7月25日 11時47分

25日前引けの日経平均株価は前営業日比94円97銭安の3万2605円97銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億6233万株、売買代金概算は1兆5967億円。値上がり銘柄数は1024、対して値下がり銘柄数は729、変わらずは82銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、寄り付きは強弱観対立のなか日経平均が前日終値近辺でのスタートとなったが、その後は徐々に下値を探る展開となった。前日に400円近い上昇を示していたこともあり、目先筋の戻り売り圧力が上値を押さえる格好に。ただ3万2000円台半ばでは押し目買いも活発で、取引中盤以降は下げ渋っている。中国政府の景気対策への期待感から中国株市場や香港株市場が買い戻される展開となっており、これが東京市場でもセンチメント改善につながっている。前引け時点で値上がり銘柄数は1000を超え、値下がり銘柄数を上回った。

個別では断トツの商いをこなしているレーザーテック<6920>が買い優勢、ソシオネクスト<6526>も上値指向に。川崎汽船<9107>が買われ、INPEX<1605>も堅調。ウェルビー<6556>が値を飛ばし値上がり率首位、IDOM<7599>、ダブル・スコープ<6619>なども人気を集めている。半面、アドバンテスト<6857>が冴えず、東京エレクトロン<8035>も売りに押された。ニデック<6594>も軟調。ファーストリテイリング<9983>が下落、SOMPOホールディングス<8630>の下げも目立つ。インソース<6200>が急落、ラクスル<4384>も大きく値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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