シマノは大幅安、欧州天候不順など響き今期業績予想を下方修正
シマノ<7309>は大幅安で続落している。25日の取引終了後、23年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想の下方修正を発表した。営業利益は830億円から700億円(前期比58.6%減)に見通しを引き下げており、嫌気された。
今期の売上高予想は4600億円から4500億円(同28.4%減)に見直した。市場在庫が高水準で推移するなか、欧州市場で春先の天候不順が響き、需要回復にも遅れが生じる見込みとなった。
第2四半期累計の売上高は前年同期比13.3%減の2632億5000万円、営業利益は同33.4%減の539億800万円だった。自転車部門は減収減益となった一方、釣具部門は増収増益となった。ドル高によるアジア通貨安の影響で営業外収益も発生。売上高と各利益は会社計画を上振れて着地した。