四国化HDが後場マイナスに転じる、23年12月期利益予想を上方修正も材料出尽くし感
四国化成ホールディングス<4099>が後場マイナスに転じている。正午ごろ、23年12月期の連結業績予想について、営業利益を65億円から75億円へ、純利益を49億円から68億円へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
前期が決算期変更に伴う9カ月決算のため前期との比較はできないものの、電子材料分野や建材分野の市況低迷により、売上高は640億円から630億円へ下方修正した。ただ、為替相場の円安基調により想定為替レートを見直したことや、輸出に係る販売運送費の正常化などが利益を押し上げる。
同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高308億8000万円、営業利益37億8600万円、純利益32億1200万円だった。