マイクロソフトは好決算も下落 アジュールの伸びが鈍化=米国株個別

材料
2023年7月26日 22時48分

マイクロソフト<MSFT>が下落しており、全体を圧迫。前日引け後に4-6月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高もと予想を上回った。クラウドが引き続き堅調に推移している。

ナデラCEOは声明で「われわれは新しい人工知能(AI)プラットフォームへのシフトをリードし、顧客がわれわれのクラウドを利用してデジタル投資から最大価値を引き出すのを支援し、営業レバレッジを促進することに引き続き注力している」と述べた。

しかし、株価は冴えない反応。売上高は予想を上回ったものの、クラウド・コンピューティングの需要減退によって伸び悩んでいる。アジュールの売上高の伸びが前四半期の31%から27%に鈍化した。同社はアジュールの減速が続く見通しも示し、7-9月期(第1四半期)は25-26%に鈍化するとの見通しも示している。

ただ、アナリストからは前向きなコメントも出ており、「アジュールの減速は落ち着きつつある。同社は依然として生成AIの分野でポールポジションにあり、複数年に渡る持続的な1株利益の2桁成長に向けて有利な立場にある」とのコメントも出ていた。

(4-6月・第4四半期)

・1株利益:2.69ドル(予想:2.56ドル)

・売上高:561.9億ドル(予想:554.9億ドル)

インテリジェント・クラウド:239.9億ドル(238.0億ドル)

プロダクティビティー&ビジネスプロセス:182.9億ドル(予想:181.0億ドル)

モア・パーソナル:139.1億ドル(予想:135.8億ドル)

・営業利益:242.5ドル(予想:232.8億ドル)

(NY時間09:37)

マイクロソフト<MSFT> 338.10(-12.88 -3.67%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.