未来工業がカイ気配、第1四半期最終99%増益とプライム上場維持基準の適合を評価
未来工業<7931>がカイ気配を切り上げている。26日の取引終了後に24年3月期第1四半期(3月21日~6月20日)の連結決算を発表。最終利益は前年同期比99.2%増の10億4200万円と大幅な増益となった。中間期の計画に対する進捗率は56%と順調な滑り出しとなったほか、プライム市場における全ての上場維持基準に適合する見込みとなったと同時に開示しており、これらを評価した買いが入ったようだ。
売上高は同14.6%増の110億6400万円だった。電材及び管材部門では、建築工事現場での作業の省力化につながる商品など多種多様な製品展開を推進。電線管類及び付属品が好調に推移し、大幅な増収増益となった。半面、配線器具部門では高付加価値製品の売上比率が上昇したものの、原材料高や人件費の増加が響き、増収減益となった。同社はこれまでプライム市場の上場維持基準のうち、「1日平均の売買代金」に関する基準に適合していなかったが、6月末時点で適合した。