米ウィブル証券CEO、「ベストな商品を持ち込み日本市場に変革もたらす」
Webull(ウィブル)グループが東京市場に攻勢をかける。同社は、米国発のオンライン証券で、グローバルなビジネス展開を行い、近年で「最も成功した証券会社の1社」と評され急成長している。
業界最低水準の格安な手数料に加え、投資教育コンテンツや投資家コミュニティーの形成などで新たな投資体験を提供。米国では2018年からオンライン取引のサービスを開始しており、同社の投資アプリは全世界で3500万人のユーザー数を誇っている。モバイルアプリのソリューションに焦点を当て、若い世代を中心に強い支持を得ている。現在は米国や日本、英国、香港、オーストラリアなど8つの国・地域でライセンスを取得し展開している。
日本法人のウィブル証券は4月に米国株のオンライン取引サービスを開始。ETFを含め7000銘柄ほどの米国株を取り扱っており、ドルでの取引も可能としている。6月からは日本株の取引サービスを始めている。日本法人の小島和社長は「日本でも投資教育コンテンツや投資家コミュニティーを近くリリースする予定」としている。
Webullフィナンシャルのアンソニー・デニエーCEO=写真=は「将来的には、米国の投資家にも日本株の取引を提供していきたい。例えば、米国にいても東京やロンドン、シドニーなどの取引所にアクセスできるようにし、同じアカウント、同じプラットフォームで取引できるようにしたい」と意向を示している。
同CEOは「ベストな商品を持ち込むことで、日本の業界を変えていきたい」と意気込みを語っている。