NY為替:日銀金融政策修正の思惑で円買い加速

通貨
2023年7月28日 6時51分

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、141円32銭へ上昇後、138円77銭まで反落し、139円51銭で引けた。米4-6月期国内総生産(GDP)速報値が前四半期から伸び鈍化予想に反して拡大したため年あと1回の利上げ観測が強まり金利上昇に伴うドル買いが加速した。その後、日経電子版が「日銀は28日開催の金融政策決定会合でイールドカーブコントロール(YCC)の修正案を議論。長期金利上限0.5%超えることも容認する案が浮上」と報じ、円の買戻しに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1134ドルから1.0966ドルまで下落し、1.0976ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り0.25%の利上げを決定したが、ラガルド総裁は短期の景気見通しの悪化を指摘し、今後の利上げに関してはオープンと、「利上げ停止を検討しない」とした前回のタカ派姿勢を繰り返さなかったため利上げ停止観測が強まりユーロ売りが加速。ユーロ・円は156円11銭から152円19銭まで下落。日欧金利差縮小観測にユーロ売り・円買いが加速。ポンド・ドルは、1.2960ドルから1.2782ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8569フランから0.8699フランまで上昇。

《MK》

提供:フィスコ

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