日野自が大幅安、エンジン不正問題の特損響き4~6月期赤字転落
日野自動車<7205>が大幅安。27日の取引終了後に4~6月期(第1四半期)決算を発表。最終損益が前年同期の黒字から165億2400万円の大幅赤字に転落しており、これを嫌気した売りが出ている。
半導体不足による車両生産遅れの回復やコロナ禍からの観光需要の回復を背景に、売上高は前年同期比4.5%増の3719億1400万円と増加した。ただ、損益面では海外売上台数の減少や材料市況の悪化に加え、エンジン認証不正問題に関する特別損失130億5900万円が大きく響いた。なお、通期の増収・最終黒字見通しは据え置いている。