ドリコムがS安ウリ気配、24年3月期業績予想を下方修正し配当予想を未定へ
ドリコム<3793>がストップ安の540円水準でウリ気配となっている。27日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を150億円から115億円(前期比6.5%増)へ、営業利益を20億円から5億円(同78.1%減)へ、最終損益を11億円の黒字から収支均衡(前期11億5900万円の黒字)へ下方修正し、あわせて期末一括配当予想を5円から未定へ変更したことが嫌気されている。
第1四半期にリリースした新規タイトル「ダチメン伝説G」の売り上げが想定を下回り新作のモバイルゲームタイトルが想定以上に厳しい状況にあることに加えて、一部既存運用タイトルの売り上げが想定を下回っていることが要因。また、開発中の新規自社配信タイトル「Wizardry Variants Daphne」のリリース時期を後倒ししたことも響く。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高23億4600万円(前年同期比19.8%減)、営業利益800万円(同99.0%減)、最終損益4億4100万円の赤字(前年同期5億2100万円の黒字)だった。