英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英中銀は追加利上げの可能性
■下げ渋り、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小
今週のポンド・円は下げ渋り。英中央銀行による追加利上げの可能性は残されており、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小。日本銀行の金融政策修正観測を受けてポンド売り・円買いが優勢となり、7月28日には金融緩和策の一部修正が決まったことから、ポンド売り・円買いが一段と強まる場面があった。ただ、米ドル売り・円買いは縮小したことから、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小した。取引レンジ:176円33銭-182円35銭。
■底堅い値動きか、英中銀は追加利上げの可能性
来週のポンド・円は底堅い値動きか。8月2-3日開催の英中銀金融政策委員会(MPC)で追加の引き締めが期待されるものの、利上げ幅縮小ならリスク選好的なポンド買いは限定的となりそうだ。一方、英国経済の先行き不透明感は払しょくされず、ポンド買いは抑制。日本銀行は緩和政策の一部修正を決めたが、早期利上げの可能性は低いため、リスク選好的な円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・8月2日:英中央銀行政策金利発表
予想レンジ:180円00銭-183円00銭
《FA》