今日の為替市場ポイント:米国経済の持続的成長への期待でドルは下げ渋る可能性

通貨
2023年7月31日 8時08分

28日のドル・円は、東京市場では141円07銭から138円07銭まで下落。欧米市場では138円85銭から141円18銭まで反発し、141円17銭で取引終了。本日31日のドル・円は主に141円を挟んだ水準で推移か。米国経済の持続的な成長への期待でドルは下げ渋る可能性がある。

今週は主要な米経済指標が発表予定となっており、主要通貨の為替取引についてはそれらの内容が強く意識されることになりそうだ。特に、7月ISM製造業と非製造業の景況指数、7月ADP雇用統計、7月雇用統計が市場予想を上回った場合、金融引き締め長期化の思惑から金利高・ドル高が見込まれる。一方、日本銀行は直近の金融政策決定会合で、金利上昇の抑制を目的に国債を買い入れる指し値オペの水準を従来の0.5%から1.0%に引き上げることを決めた。長短金利を操作するイールドカーブコントロール(YCC)政策の運用柔軟化とされているが、金融緩和策の大幅な修正ではないとの見方もあるため、リスク回避的なドル売り・円買いが急速に拡大する可能性は低いとみられる。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.