今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低い見通し

通貨
2023年7月31日 8時11分

ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長く伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による追加利上げ観測を受け158円05銭(2023/7/21)まで上昇。9月以降における欧州中央銀行(ECB)の政策金利見通しは不透明。ユーロ圏経済の停滞も警戒されており、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低いとみられる。

【ユーロ売り要因】

・9月以降のECB政策金利見通しは不透明

・ユーロ圏経済の景気後退入りのリスク増大

・ウクライナ戦争の長期化

【ユーロ買い要因】

・米インフレ緩和傾向

・ユーロ圏のインフレ率は高止まりの可能性

・日本銀行は現行の金融緩和策を長期間維持する可能性

《CS》

提供:フィスコ

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