サンワテクノス---1Q増収・2ケタ増益、アジア・欧米が順調に推移
サンワテクノス<8137>は28日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.1%増の422.62億円、営業利益が同26.2%増の16.93億円、経常利益が同22.7%増の19.57億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同21.9%増の13.82億円となった。
日本での売上高は前年同期比0.2%減の299.42億円、営業利益は同17.3%増の9.75億円となった。精密機器業界向けの電子部品及び電子機器、自動車関連搭載向けの電子部品の販売が増加したが、半導体関連業界向けの電機品及び搬送装置、産業機械業界向けの電機品及び電子部品の販売が減少した。
アジアでの売上高は同15.0%増の155.23億円、営業利益は同25.6%増の7.12億円となった。アジア地域では、太陽光関連業界向けの電機品、産業機械業界向けの電子部品及び電子機器、事務用機器業界向けのコネクタの販売が増加したが、FPD関連業界向けの搬送装置、半導体関連業界向けの電子機器の販売が減少した。
欧米での売上高は同8.5%増の15.83億円、営業利益は0.64億円(前年同期は0.18億円の損失)となった。欧米では、自動車関連搭載向けの電子部品、自動車関連業界向けの設備機器の販売が増加したが、アミューズメント業界向けの電子部品、電力業界向けの重電機器の販売が減少した。
その他の売上高は同42.6%減の1.05億円、営業損失は0.12億円(同0.02億円の利益)となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.9%減の1,758.00億円、営業利益が同27.8%減の55.10億円、経常利益が同25.9%減の56.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.1%減の39.50億円とする期初計画を据え置いている。
《NS》