アペリスは好決算も大幅安 眼科治療薬「シフォブレ」に関するレビューで問題なしと発表=米国株個別
眼科治療薬のアペリス・ファーマ<APLS>が眼科治療薬「シフォブレ」に関するレビューで、治療後に患者が重度の炎症を起こす稀なケースは製品にも製造上の問題にも起因しないことが示されたと発表した。治療後に網膜血管炎や炎症が確認された症例は7例であった。しかし、品質上の問題はなく、審査中に発見された汚染物質もなかったと述べている。
同社はまた、取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、売上高が予想を上回ったほか、1株損益の赤字は予想ほど膨らまなかった。6月末時点の当座資産は6.16億ドルで、2025年第1四半期まで営業を維持できる現金を保有していると述べている。
ただ、株価は大幅安。売上高の増加の割には利益が物足りないとの指摘も出ているようだ。
(4-6月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-1.02ドル(予想:-1.33ドル)
・売上高:9500万ドル(予想:6880万ドル)
・総資産:9.16億ドル(予想:9.93億ドル)
・研究開発費:0.96億ドル(予想:1.08億ドル)
【企業概要】
自己免疫疾患や炎症性疾患の治療効果が期待できる治療薬APL-2を開発・製造する。加齢黄斑変性・夜間血色素尿症・自己免疫性溶血性貧血などの治療に有効。
(NY時間10:38)
アペリス・ファーマ<APLS> 26.18(-5.84 -18.24%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美