台湾フォックスコンがインドで5億ドル近い投資を計画

市況
2023年8月1日 3時33分

アップル<AAPL>の主力サプライヤーである台湾のフォックスコンは、中国からの多角化の一環として、インドに2つの部品工場を建設するために5億ドル近い投資を計画していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

インド南部のカルナータカ州に建設を計画している工場の少なくとも1つでは、アイフォーンを含むアップルの部品を生産する予定だという。正式な発表は早ければ今週中にも行われる予定だとしている。

これとは別にフォックスコンは、南部のタミル・ナードゥ州政府とも部品工場設立で合意に達したという。カンチェプラム地区で計画されているプロジェクトは、約6000人の雇用を創出する可能性がある。

フォックスコンのようなアップルのサプライヤーは、インドのモディ首相による現地製造業を支援する優遇措置で、ここ数年インドでの事業を拡大している。カルナタカ州などの州も、迅速な意思決定、お役所仕事の削減、補助金の投入で企業を誘致してきた。

フォックスコンのインドでの動きは、米中の緊張が高まる中、中国に代わる製造拠点を求めるメーカーにとって、南アジア諸国が急速に人気の高い進出先となっていることを浮き彫りにしているという。

また、パンデミックとウクライナ侵攻の間に加速したグローバル・サプライチェーンのシフトの結果でもあり、電子機器の製造方式を再構築する可能性があるとも伝えた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.