第一三共は底堅く推移、コロナワクチン「ダイチロナ」厚労省部会が承認
第一三共<4568>は底堅く推移。厚生労働省の専門部会が第一三共の新型コロナウイルスワクチン「ダイチロナ」の製造販売承認を31日に了承したと、複数のメディアが報じた。厚労省によって近く正式に承認され、国内企業が開発した初の新型コロナワクチンになる見通しという。これが好感されて下値では押し目買いが入り、決算発表を受けた前日の大幅高に続きしっかりの展開となっている。
同社は31日場中に4~6月期(第1四半期)決算を発表。売上高は前年同期比25.2%増の3508億3500万円、純利益は同3.0倍の570億1300万円だった。グローバル主力品の伸長や円安、子会社譲渡に伴う税効果会計の影響が寄与した。通期見通しは据え置いている。