キャタピラーが決算受け上昇 販売数量の増加と有利な価格設定が貢献=米国株個別
キャタピラー<CAT>が上昇しており、ダウ平均をサポートしている。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。営業利益も予想を上回っている。販売数量の増加と有利な価格設定が業績に貢献した。第2四半期に自社株買いと配当を通じて20億ドルを株主に還元したことも明らかにしている。
アナリストからは「経営陣のコメントは依然としてポジティブだ。ただ、株価は発表までの好パフォーマンスを受けて、方向感を模索する可能性はある」と述べている。
また、別のアナリストからは「重要な点は投資家が同社の構造的な利益拡大を受け入れる用意があるかどうか、あるいは、サイクルのピークの潜在的だが、ほとんど掴みどころのない兆候に注目し続けるかどうかだ」との指摘も出ている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):5.55ドル(予想:4.54ドル)
・売上高:173.2億ドル(予想:163.9億ドル)
機械・エネルギー・運輸:165.5億ドル(予想:156.5億ドル)
金融:7.73億ドル(予想:7.56億ドル)
・営業利益:36.5億ドル(予想:29.4億ドル)
・研究開発費:5.28億ドル(予想:5.30億ドル)
(NY時間09:39)
キャタピラー<CAT> 278.11(+12.94 +4.88%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美