ウーバーは好決算も下落 チャイCFOが年内一杯で退社 成長ペース維持に懐疑的な見方も=米国株個別

材料
2023年8月1日 23時47分

配車サービスのウーバー・テクノロジーズ<UBER>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想外の黒字となったものの、売上高は予想を下回った。そのほか、重要な指標であるブッキングが予想を上回ったほか、EBITDAも予想を上回っている。第3四半期のガイダンスも公表しており、ブッキング、EBITDAとも予想を上回る見通しを示した。

全体的には好調な決算ではあったものの、株価はネガティブな反応を見せている。同社はチャイCFOが来年の1月5日付で退社することを発表したほか、厳しい市場環境の中で効率化を実現するため、7月に追加の人員削減を実施したことを明らかにした。市場には同社が成長ペースを維持できるのか懐疑的な見方も広がっている模様。

また、コスロシャヒCEOは「競合のリフト<LYFT>が価格面でより競争的になっており、しばらくはプレイヤーは2社になるであろう」と語った。

同社株は5月以降、堅調な値動きを続けており、きょうの決算で利益確定売りが出ている可能性もありそうだ。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益:0.18ドル(予想:-0.01ドル)

・売上高:92.3億ドル(予想:93.4億ドル)

・ブッキング:336.0億ドル(予想:334.9億ドル)

モビリティ:167.3億ドル(予想:164.8億ドル) 

デリバリー:156.0億ドル(予想:155.3億ドル)

積載:12.8億ドル(予想:14.2億ドル)

・EBITDA(調整後):9.16億ドル(予想:8.44億ドル)

・月間プラットホーム・カスタマー:1.37億人(予想:1.37億人)

(7-9月・第3四半期見通し)

・ブッキング:340~350億ドル(予想:340億ドル)

・EBITDA(調整後):9.75~10.3億ドル(予想:9.19億ドル)

(NY時間10:37)

ウーバー<UBER> 46.97(-2.50 -5.04%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.