アリスタが決算受け大幅高 多様な収益源によって売上高が押し上げ=米国株個別
通信機器のアリスタ・ネットワークス<ANET>が大幅高。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。また、第3四半期の売上高見通しも予想を上回った。
アナリストは同社の売上高は多様な収益源によって押し上げられたと指摘。「同社は2024年の見通しについても肯定的で、成長ドライバーは過去よりも多様化している。そのため収益力は高まっている」という。「人工知能(AI)の収益が予想より早く顕在化したり、クラウド大手からの新規獲得が顕在化した場合、われわれは保守的になり過ぎている可能性がある」とも指摘した。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.58ドル(予想:1.44ドル)
・売上高:14.6億ドル(予想:13.8億ドル)
製品:12.6億ドル(予想:11.8億ドル)
サービス:1.97億ドル(予想:1.92億ドル)
・粗利益率(調整後):61.3%(予想:61.2%)
・営業利益率(調整後):41.6%(予想:40.7%)
(7-9月・第3四半期)
・売上高:14.5~15.0億ドル(予想:13.9億ドル)
・粗利益率(調整後):約62%
・営業利益率(調整後):41.0%(予想:41.2%)
【企業概要】
米国内外のIT企業・金融機関・政府機関等のデータセンター等向けに、クラウドネットワーク製品の開発・販売を行う。ネットワークアプリケーションとイーサネットスイッチング装置で構成されるシステム等を取り扱う。製品の製造は委託製造業者が行う。
(NY時間10:42)
アリスタ<ANET> 182.41(+27.32 +17.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美