トヨタが上場来高値を更新、好決算評価・円安効果による業績上振れ期待の買いが続く
トヨタ自動車<7203>が3日続伸し、株式分割を考慮したベースで上場来高値を更新した。1日の取引時間中に発表した24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、営業利益が前年同期比93.7%増の1兆1209億円と、四半期では日本の上場企業として初めて営業利益が1兆円を上回り、収益力の高さを印象づけた。通期の業績予想の前提となる為替レートは1ドル125円と、実勢よりも大幅な円高水準となっており、円安基調の継続による業績の上振れを期待した買いがきょうも続いている。4~6月の連結販売台数は前年同期比15.5%増の232万6000台となった。日本や北米、欧州、アジアなど世界各地で販売台数を伸ばした。