株価指数先物【昼】 米国債の格下げがトリガーとなる

市況
2023年8月2日 12時09分

日経225先物は11時30分時点、前日比640円安の3万2770円(-1.91%)前後で推移。寄り付きは3万3070円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3200円)を下回って始まった。現物の寄り付き時点では3万3120円まで下げ渋る動きも見られたが、その後は下へのバイアスが強まり、節目の3万3000円を割り込んだ。売り一巡後は3万2980円~3万3080円辺りでの保ち合いを継続したが、終盤にかけてレンジを下放れると、前場終了直後に一時3万2740円まで下げ幅を広げる場面も見られた。

格付け会社フィッチ・レーティングスは、米国の長期外貨建て債格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げたと発表した。米国債の格下げがトリガーになる形でアルゴリズムが発動し、ショートの動きが強まったようだ。節目の3万3000円割れ後は下げ渋る場面も見られたものの、前場終盤にかけて一段安となった。これにより25日移動平均線水準まで下げたことから、短期的な調整に対する売り一巡感は意識されやすいところではある。グローベックスの米株先物はマイナス圏で推移しているものの、落ち着いた値動きであり、この水準からのショートは仕掛けづらいだろう。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.19倍に低下した。ボリンジャーバンドの-2σを下回っており、-3σと200日線が位置する14.12倍辺りが意識される。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.