エレクトロニック・アーツが下落 ブッキングの見通しが予想下回る=米国株個別
ゲーム開発のエレクトロニック・アーツ<EA>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、重要な指標であるブッキングは予想範囲内となった。ただ、市場は通期のブッキングの見通しが予想を下回ったことを嫌気している。1株利益の見通しも予想を下回った。「FIFA」フランチャイズの勢いが「エイペックス・レジェンド」の低迷でやや相殺された。
今回の決算を受けてアナリストからの投資判断引き下げも伝わっている。リスク・リワードのバランスが均衡したとして「中立」に引き下げた。ただ、実績あるフランチャイズと堅実なパイプラインから、同社は現在の環境において良い位置にあると引き続き考えるとも述べている。
(4-6月・第1四半期)
・ブッキング:15.8億ドル(予想:15.9億ドル)
・1株利益(調整後):1.14ドル(予想:1.02ドル)
・売上高:19.2億ドル
ライブサービス・その他:14.8億ドル
ゲーム:4.43億ドル
・営業キャッシュフロー:3.59億ドル(予想:4.69億ドル)
(通期見通し)
・ブッキング:73~77億ドル(予想:76億ドル)
・1株利益(調整後):6.35~6.95ドル(予想:6.88ドル)
・営業キャッシュフロー:17.0~18.5億ドル(予想:20.3億ドル)
(NY時間10:24)
エレクトロニック・アーツ<EA> 127.84(-8.28 -6.08%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美