東京株式(前引け)=大幅続落、欧米株全面安受け投資家心理悪化

市況
2023年8月3日 11時51分

3日前引けの日経平均株価は前営業日比463円61銭安の3万2244円08銭と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は8億8861万株、売買代金概算は2兆1378億円。値上がり銘柄数は177、対して値下がり銘柄数は1618、変わらずは38銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は前日に続きリスク回避ムードの強い地合いとなり、日経平均は大幅続落。主力株中心に大きく売りが先行して始まった後、一時500円以上の下落をみせた。前場中ごろに下げ渋る局面もあったが、終盤売り直され、460円あまりの下げで前場の取引を終えている。前日の欧米株市場が全面安に売られたことで、投資家のセンチメントが冷やされている。米国に追随して国内で長期金利が上昇傾向にあることもハイテクセクターなどに逆風となった。プライム市場の88%の銘柄が値を下げている。

個別では断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>のほか、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が軟調。三菱商事<8058>、東京海上ホールディングス<8766>なども売られた。NOK<7240>、TDK<6762>、ヤマハ発動機<7272>などが急落、住友化学<4005>の下げも目立つ。半面、川崎汽船<9107>が商いを膨らませ上昇。伊藤忠テクノソリューションズ<4739>が物色人気、前日急落したゼンショーホールディングス<7550>も切り返した。JVCケンウッド<6632>が急騰、日本ライフライン<7575>、インテリジェント ウェイブ<4847>も値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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