中部鋼鈑---1Qは2ケタ増益、鉄鋼関連事業の利益が増加

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2023年8月4日 9時19分

中部鋼鈑<5461>は2日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.8%減の190.36億円、営業利益が同33.1%増の33.98億円、経常利益が同32.6%増の34.70億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同36.2%増の24.45億円となった。

鉄鋼関連事業の売上高は前年同期比19.92億円減の184.32億円、セグメント利益(営業利益)は同8.79億円増の33.15億円となった。主原料である鉄スクラップ価格は前年同期比で下落したものの、電力を中心にエネルギー価格が前年同期を上回り、製造コストは高止まりした。主要製品である厚板の販売数量は、主需要先である産業機械・建設機械向け需要、建築・土木向け需要が伸び悩んだことにより前年同期比で減少した一方、販売価格は前年同期を上回る水準で推移した。

レンタル事業の売上高は同0.04億円増の1.74億円、セグメント利益(営業利益)は同0.03億円増の0.17億円となった。積極的な営業活動により厨房用グリスフィルターのレンタル枚数が増加し、コスト低減にも努めたことから、増収増益となった。

物流事業の売上高は同0.03億円増の1.42億円、セグメント利益(営業利益) は同0.00億円増の0.52億円となった。需要先の生産活動の回復により危険物倉庫の取扱量が増加したことから、増収増益となった。

エンジニアリング事業については、金属加工の受注減少等により、売上高は同0.75億円減の2.87億円、セグメント損失(営業損失) は0.09億円(前年同期は0.27億円の利益)となった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.5%減の706.00億円、営業利益が同17.6%減の101.00億円、経常利益が同22.1%減の96.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.2%減の65.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

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