古河電が大幅続落、北米向け減収や中国回復鈍化で4~6月期赤字転落
古河電気工業<5801>が大幅続落。3日の取引終了後に4~6月期(第1四半期)決算を発表。営業損益が前年同期の黒字から27億7900万円の赤字に転落しており、これを嫌気した売りが出ている。
売上高は前年同期比5.3%減の2464億1400万円だった。インフラ部門が北米の顧客の在庫調整やプロジェクト遅延による減収、中国景気の回復鈍化などを受けて大きく落ち込み、全体の足を引っ張った。生産性改善や販売価格の適正化により、電装エレクトロニクス部門の収益は改善した。なお、通期の増収増益見通しは据え置いている。