花王が大幅反発、23年12月期利益予想を下方修正も織り込み済み
花王<4452>が大幅反発している。3日の取引終了後、23年12月期の連結業績予想について、営業利益を1200億円から600億円(前期比45.5%減)へ、純利益を880億円から410億円(同52.3%減)へ下方修正したものの、株価には織り込み済みとの見方が強いようだ。
既存ビジネスでの予想に変更はなく、売上高は1兆5800億円(同1.9%増)の従来見通しを据え置いたものの、約600億円の構造改革費用を計上する見通しであることが利益を押し下げるという。
同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高7385億2800万円(前年同期比0.6%増)、営業利益259億円(同51.7%減)、純利益166億2400万円(同57.3%減)だった。