外為サマリー:一時142円80銭台に持ち直す、実質ゴトー日に伴うドル需要を意識
4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=142円73銭前後と前日の午後5時時点に比べて15銭程度のドル安・円高となっている。
3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円58銭前後と前日に比べて70銭強のドル安・円高で取引を終えた。この日に発表された米7月ISM非製造業景況感指数が市場予想を下回ったことなどが影響し、一時142円07銭まで軟化した。
ただ、米長期金利の上昇がドルの下支えとなっており、ドル円相場は下げ渋る展開となっている。この日の東京市場では実質ゴトー日(5のつく日と10のつく日)に伴う国内輸入企業などのドル需要が意識され、午前9時40分過ぎには142円88銭まで持ち直す場面があった。とはいえ、今晩に7月の米雇用統計の発表を控えていることからドル買いの勢いは乏しい。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0955ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=156円37銭前後と同35銭程度のユーロ高・円安で推移している。