富山第一銀が急反発、今期最終益・配当予想の上方修正が刺激材料
富山第一銀行<7184>が6日ぶりに急反発した。前週末4日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを43億円から50億円(前期比18.9%増)に上方修正した。年間配当予想も20円から24円(同4円増配)に引き上げており、これらが株価の刺激材料となった。
今期の経常利益は64億円から80億円(同26.5%増)に修正した。有価証券関係損益の増加が当初の予想を上回る見込みとなった。第1四半期の連結決算は、最終利益が前年同期比48.5%増の34億5000万円だった。貸出金利息と株式等売却益が増加したほか、国債等債券償還損が減少した。