山一電機が大幅安、今期予想取り下げで先行き懸念
山一電機<6941>が大幅安で4日続落。前週末4日の取引終了後に4~9月期(上期)業績予想の下方修正を発表し、売上高を196億7000万円から183億円(前年同期比32.6%減)へ、営業利益を24億5000万円から12億5000万円(同81.3%減)へ引き下げた。あわせて、通期予想を取り下げ未定に変更しており、業績の先行きを懸念した売りが出ている。
上期に、スマートフォンやパソコン用の半導体向け製品で市場の需要低迷による影響が出ると想定。また、原材料・輸送費の高止まりやエネルギー価格高騰の影響を受けると見込む。下期については半導体市場の環境が大きく変化しているため、現時点で適正かつ合理的な計画の策定が困難という。
同時に発表した4~6月期(第1四半期)決算は、売上高が88億1700万円(前年同期比33.1%減)、営業利益が5億9700万円(同81.5%減)だった。