株価指数先物【昼】 NT倍率は200日線を割り込む
日経225先物は11時30分時点、前日比30円高の3万2180円(+0.09%)前後で推移。寄り付きは3万1900円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1980円)を下回り、売りが先行して始まった。ただし、現物の寄り付き直後に付けた3万1800円を安値にショートカバーが優勢となり、終盤にかけてプラスに転じた。
日経225先物は先週末の米国株安のほか、為替市場で円安が一服していたことから、売りが先行した。しかし、ボリンジャーバンドの-2σ(3万1730円)を下回らなかったこともあり、その後はショートカバーが優勢となるなか、-1σが位置する3万2180円まで買われた。バンド内での推移としては達成感が意識されやすく、後場は-1σ水準を明確に上放れてくるかが注目されそうだ。
日経平均株価はファーストリテイリング <9983> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]の下げが重荷となっている。ただし、好決算企業への物色が見られており、地合いは悪くないだろう。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.10倍に低下した。一時14.05倍まで下がり、200日移動平均線を下回ってきた。方向性としては5月半ばの安値水準となる13.91倍辺りが意識されてくることになりそうだ。
株探ニュース