高千穂交易---1Qは2ケタ増収増益、デバイスセグメントが好調に推移

材料
2023年8月7日 13時43分

高千穂交易<2676>は4日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比22.2%増の60.80億円、営業利益は同52.3%増の3.14億円、経常利益は同33.1%増の5.74億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同24.0%増の3.93億円となった。

クラウドサービス&サポートセグメントの売上高は前年同期比6.9%増の5.40億円、営業利益は同26.6%減の0.79億円となった。これは、MPSサービスは契約数が順調に積み上がり好調に推移したものの、円安によるメーリングシステム保守部品の仕入れコスト増加が営業利益に影響したことによるものとなっている。

システムセグメントの売上高は同1.0%減の20.25億円、営業損失は1.03億円(前年同期は0.46億円の損失)となった。リテールソリューション商品類は、GMS向けの顔認証システムや、家電量販店向けの商品監視システム等が好調に推移し、売上高は同9.0%増の8.24億円となった。ビジネスソリューション商品類は、メーリングシステムの販売が部品不足による機器調達遅延の影響から、第2四半期以降にスライドしたことにより、売上高は同18.3%減の4.75億円となった。グローバル商品類は、防火システムがタイの発電所建設計画の遅延の影響を受けて減速したものの、タイのアパレル店舗向けのセキュリティシステムが好調に推移したことや、海外子会社の円換算収益がプラスに影響し、売上高は同2.7%増の7.25億円となった。

デバイスセグメントの売上高は同45.0%増の35.14億円、営業利益は同132.6%増の3.38億円となった。エレクトロニクス商品類では、前期末の受注残の取り込みが進み、産業機器向け等の電子部品の販売が好調に推移した。加えて、2021年に代理店契約を締結したNTCJ社製品の販売が好調に推移したことや、商材拡充によってアミューズメント向けに新規採用が増加したことにより、売上高は同72.2%増の24.73億円となった。メカトロニクス商品類では、新商材「スパイラルシャフト」等の直動製品がスマート遊技機に採用されたことによりアミューズメント向けの販売が好調に推移し、売上高は同5.4%増の10.41億円となった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比6.2%増の248.00億円、営業利益は同17.7%増の16.20億円、経常利益は同0.7%増の16.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.6%増の12.49億円とする期初計画を据え置いている。

《YI》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.