日清紡HDは後場マイナス圏に、1~6月期営業減益を嫌気
日清紡ホールディングス<3105>は後場マイナス圏に沈んでいる。この日前引け後に1~6月期決算を発表し、営業利益は前年同期比7.4%減の120億円だった。通期で大幅増益を見込んでいるだけに、これが嫌気される形で売りが出た。
防災システムや航空・気象システム、自動車用ITS(高度道路交通システム)を手掛ける無線・通信事業、電子デバイスなどを手掛けるマイクロデバイス事業の減益が響いた。ブレーキ事業や精密機器事業の増収が寄与し、売上高は同4.9%増の2693億6700万円と増収を確保した。なお、通期の増収・営業増益見通しは据え置いている。