日本ドライが3連騰、第1四半期大幅増益と20万株を上限とする自社株買い発表を好感
日本ドライケミカル<1909>が3連騰し年初来高値を更新している。7日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高116億5300万円(前年同期比24.6%増)、営業利益6億4000万円(同4.1倍)、純利益4億6300万円(同4.0倍)と大幅増益となったことが好感されている。
主力の防災設備事業で、大型案件の工事進捗が進んだことに加えて、消火設備用機器・製品の販売が好調だったことが牽引した。また、商品事業で機器類の販売及び小型工事案件の引き合いも増加した。
24年3月期通期業績予想は、売上高500億円(前期比0.4%減)、営業利益31億円(同19.7%減)、純利益20億5000万円(同19.3%減)の従来見通しを据え置いている。
同時に、上限を20万株(発行済み株数の2.89%)、または4億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は23年8月8日から24年7月31日まで。