nmsホールディングス---1Qは2ケタ増収・黒字化、HS事業・EMS事業・PS事業がいずれも黒字化

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2023年8月8日 14時52分

nmsホールディングス<2162>は7日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比12.9%増の185.65億円、営業利益は4.83億円(前年同期は2.11億円の損失)、経常利益は6.98億円(同0.16億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4.96億円(同1.00億円の損失)となった。

HS事業(ヒューマンソリューション事業)の売上高は前年同期比1.0%増の57.61億円、セグメント利益は同36.8%増の1.96億円となった。国内事業は、自動車・半導体関連を中心とした客先生産調整による影響はあったが、需要が堅調に推移し増収となり、利益面も原価率改善や適正販管費の管理強化等、基盤強化策の実行を進め、収益性が改善した。海外事業は、中国において顧客の在庫調整等による減産の影響やベトナムでの新規受注獲得による教育費用の増加等、利益圧迫要因があったものの、基盤強化策の効果もあり、堅調に推移した。

EMS事業(エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス事業)の売上高は前年同期比22.8%増の91.18億円、セグメント利益は2.42億円(前年同期は1.75億円の損失)となった。中国・ASEAN・北米において生産活動を展開しており、戦略投資の実行期にある。当第1四半期連結累計期間は、この戦略投資における新規受注の立ち上げや量産開始による生産数量の増加等、事業規模拡大効果もあり、大幅な増収となった。

PS事業(パワーサプライ事業)の売上高は前年同期比11.3%増の36.85億円、セグメント利益は2.03億円(前年同期は0.42億円の損失)となった。前年同期は中国におけるロックダウンなど感染症影響とともに、サプライチェーンの混乱や部品不足による顧客先での生産調整の影響があったが、当第1四半期連結累計期間は、それらの影響が緩和傾向となったことに加え、高い水準の需要を維持し、増収となった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.5%増の850.00億円、営業利益が同17.1%増の18.00億円、経常利益が同26.4%減の10.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.8%増の5.50億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

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