NY為替:米金融不安再燃で質への逃避のドル買い

通貨
2023年8月9日 6時58分

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、142円92銭から143円49銭まで上昇し、143円40銭で引けた。米6月貿易赤字が予想を上回り一時ドル買いが後退した。しかし、中国経済指標が予想を下回り成長停滞懸念が強まったほか、米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスが中小銀の格下げや見通し引き下げを発表し金融不安が再燃したため質への逃避のドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.0929ドルまで下落後、1.0961ドルまで上昇し、1.0953ドルで引けた。イタリア政府の銀行課税承認を受けて欧州の銀行株も売られユーロ売り圧力となった。ユーロ・円は、156円38銭から157円24銭まで上昇した。イタリア政府の銀行課税承認を受けたユーロ売り、株安に連れリスク回避の円買いが優勢となったのち、米株式相場の回復に連れ円買いが後退。ポンド・ドルは、1.2684ドルまで下落後、1.2752ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.8783フランへ上昇後、0.8750フランまで下落した。

《MK》

提供:フィスコ

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