鹿島が後場急上昇、国内建設順調に進捗し第1四半期営業利益は32%増
鹿島<1812>が後場急上昇している。正午ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高5834億7100万円(前年同期比16.8%増)、営業利益248億9100万円(同31.9%増)となり、大幅営業増益となったことが好感されている。
国内建設事業の順調な進捗に加えて、国内関係会社の開発事業などにおいてホテル運営事業やアスファルト合材販売事業が回復したことなどが牽引役となった。また、建設受注高は安定的な公共投資に加えて製造業、非製造業ともに企業の設備投資意欲が高い状況が続いたことや、米国における大型工事の受注などから、第1四半期としては過去最高の8018億円(前年同期比62.6%増)となった。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高2兆4800億円(前期比3.7%増)、営業利益1420億円(同15.0%増)の従来見通しを据え置いている。