リフトは好決算も下落 売上高が過去2年間で最も低い伸び=米国株個別
配車サービスのリフト<LYFT>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想外の黒字を計上したほか、EBITDAも予想を上回った。売上高は予想範囲内となった。第3四半期の見通しも公表し、予想を上回る売上高見通しを示したほか、EBITDAも予想を上回る見通しを示している。
比較的好調な決算ではあるものの株価は下落。過去2年間で最も低い売上高の伸びを報告したことが嫌気されている模様。同社は利用者回復に苦戦する中、パンデミックから立ち直るのにまだ苦労していることを示唆した。
発表直後は時間外で買いが強まったものの、急速に戻り売りに押されている。
アナリストからは「保険料上昇を相殺するための規模の課題が浮き彫りになり、EBITDAの見通しを下方修正した。競争環境と健全な需要を考慮すると、ライバルのウーバー<UBER>のほうが好ましい」との評価も出ている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.16ドル(予想:-0.01ドル)
・売上高:10.2億ドル(予想:10.2億ドル)
・EBITDA(調整後):4100万ドル(予想:2831万ドル)
・アクティブライダーズ:2150万人(予想:2110万人)
(7-9月・第3四半期見通し)
・売上高:11.3~11.5億ドル(予想:10.8億ドル)
・EBITDA(調整後):7500~8500万ドル(予想:4720万ドル)
(NY時間09:42)
リフト<LYFT> 10.77(-0.79 -6.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美