JMDCは急反落、24年3月期利益予想を上方修正も材料出尽くし感
JMDC<4483>が急反落している。9日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を76億円から88億円(前期比48.5%増)へ、純利益を53億円から65億円(同52.3%増)へ上方修正したが、材料出尽くし感から売られているようだ。
今年6月にユニケソフトウェアリサーチ及びその管理目的会社を譲渡したことに伴い、売上高は350億円から330億円(同18.7%増)へ下方修正した。ただ、足もとで主力のヘルスビッグデータ事業において取引先健康保険組合数、利活用先である製薬企業及び保険会社の1顧客あたりの年間取引額が増加していることや、遠隔医療事業において遠隔読影サービスを利用する医療機関数が引き続き拡大していること、ユニケソフトウェアリサーチの譲渡益などを計上することから上方修正した。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高66億9800万円(前年同期比16.0%増)、営業利益25億4600万円(同2.4倍)、純利益20億4000万円(同2.7倍)だった。