【市場反応】米7月CPIは予想下回る、コアも伸び鈍化、ドル売り加速

市況
2023年8月10日 21時57分

米7月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.2%と、予想通り6月と同水準の伸びを維持した。前年比では+3.2%と、6月+3.0%から伸びが拡大したものの予想は下回った。米連邦準備制度理事会(FRB)が注視している変動の激しい燃料や食品を除いた7月消費者物価コア指数は前月比+0.2%と、予想通り6月と同水準。前年比では+4.7%と、予想通り6月+4.8%から鈍化し21年10月来で最小の伸びとなった。4カ月連続の鈍化。

同時刻に発表された先週分新規失業保険申請件数(8/5)は前週比2.1万件増の24.8万件と、予想23.0万件を上回り6月来で最高。一方、失業保険継続受給者数(7/29)は168.4万人と、前回169.2万人から増加予想に反して減少した。

米CPIがインフレ鈍化の傾向を再表明したため米国債相場は堅調。ダウ先物200ドル近く上昇。米10年債利回り4%を割り込んだ。ドル売りも一時加速し、ドル・円は143円80銭から143円30銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1012ドルから1.1065ドルまで上昇し7月27日来の高値を更新した。

【経済指標】

・米・7月消費者物価指数:前年比+3.2%(予想:+3.3%、6月:+3.0%)

・米・7月消費者物価コア指数:前年比+4.7%(予想:+4.7%、6月:+4.8%)

・米・7月消費者物価指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、6月:+0.2%)

・米・7月消費者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、6月:+0.2%)

・米・先週分新規失業保険申請件数(8/5):24.8万件(予想:23.0万件、前回:22.7万件)

・米・失業保険継続受給者数(7/29):168.4万人(予想:171.0万人、前回:169.2万人←170.0万人)

《KY》

提供:フィスコ

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