このあと８月のミシガン大消費者信頼感指数　引き続き高水準が見込まれる

このあと日本時間２３時に８月調査分のミシガン大消費者信頼感指数の速報値が発表される。予想コンセンサスは７１．４と、２０２１年１０月以来の高水準となった前回からは若干の低下が見込まれているものの、引き続き高水準が見込まれている。

米労働市場がなお底堅く推移しおり、インフレに鈍化傾向も見られている中で、米消費者のセンチメントは想定以上に底堅く推移している。今回もその状況が継続すると見られているようだ。

直近は消費者のインフレ期待指数も注目度が上がっているが、今回は前回とほぼ同水準が見込まれている。先ほど発表の生産者物価指数（ＰＰＩ）が全体的に予想を上回る内容となったことで、ＦＲＢの利上げサイクルの停止期待が後退。９月ＦＯＭＣは据え置きがなお濃厚なものの、年内にあと１回の追加利上げの可能性は残されている格好。

ミシガン大学消費者信頼感指数は５００件のサンプルによるアンケート調査をもとに算出されるが、速報段階では３００件の調査をもとに発表される。

＊ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値（8月）23:00

予想　71.4　前回　71.6

1年先のインフレ期待

予想　3.5%　前回　3.4%

5-10年先のインフレ期待

予想　3.0%　前回　3.0%

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美