アーチャーが上昇 ボーイングと和解し協力関係へ=米国株個別

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2023年8月11日 23時51分

空飛ぶタクシーのアーチャー・アビエーション<ACHR>が上昇。2億1500万ドルの資金を調達し、ボーイング<BA>との法的紛争を調停したと発表した。資金調達先にはボーイングも入っており、同社は将来の設計に関し、かつての敵対者と協力する道を選んだ。

同社はボーイングのほか、既存の支援者であるステランティス社、ユナイテッド航空<UAL>、ハイテク分野に特化したアーク・インベストメントから投資を受けたと発表。ボーイングは「和解後にアーチャーと、ボーイングの空飛ぶタクシーのベンチャーであるウィスクが協力できる可能性を楽しみにしている」と述べた。

ウィスクとの協力により、アーチャーは人間のパイロットを必要とする初期モデルの承認獲得に努めているにもかかわらず、自動運転技術の強力なサプライヤーとなる。アーチャーは、傾斜プロペラを備えた5人乗り航空機であるミッドナイト電動垂直離着陸機(eVTOL)の就航を2025年に目指している。

アーチャーはまた、ミッドナイト号が米連邦航空局(FAA)から特別耐空証明書を受け取り、今後数週間以内に飛行試験を開始できると発表した。

【企業概要】

電動垂直離着陸航空機の設計・開発を行う。高エネルギーバッテリー、高性能電気モーター、先進フライ・バイ・ワイヤ飛行制御システムなどの技術を利用した航空機の設計・開発に従事する。政府認可取得後、DtoCおよびBtoB事業を中心に事業を展開する予定。

(NY時間10:40)

アーチャー<ACHR> 6.03(+0.20 +3.42%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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