高島---1Qは2ケタ増収・大幅な増益、建材セグメント・産業資材セグメントが順調に推移

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2023年8月14日 14時48分

高島<8007>は10日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.9%増の197.75億円、営業利益が同131.5%増の4.36億円、経常利益が同96.6%増の5.91億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同116.8%増の4.15億円となった。

建材セグメントの売上高は前年同期比21.8%増の120.04億円、セグメント利益は1.57億円(前年同期は0.76億円の損失)となった。建設資材関連分野は、堅調な需要のもと着実に工事案件を遂行し、売上高が増加した。再生可能エネルギー資材分野は、電気代等が値上げ基調にあるなか需要が伸び、太陽光パネル及び周辺機器の供給遅延が解消されつつあり、売上を伸ばすことができた。断熱資材関連分野は、資材販売に加え、工事案件獲得が売上増加に寄与した。住宅資材関連分野は、売上高は減少したが、利益面では業績に貢献でき、投資活動に係る経費および業績拡大に向けた営業活動経費は増加したが、増収増益となった。

産業資材セグメントの売上高は同7.5%増の40.94億円、セグメント利益は0.79億円(同0.09億円の損失)となった。樹脂関連資材分野は、自動車分野を中心に回復傾向にあり成型加工品の受注が拡大し、売上高が増加した。繊維関連資材分野は、アパレルは需要が低迷したが、官公庁向けの繊維加工品は堅調に推移し、増収増益となった。

電子・デバイスセグメントの売上高は同8.4%減の36.28億円、セグメント利益は同30.2%減の1.72億円となった。2022年後半より電子機器関連市場が世界的に減速したこと、加えて、約2年間続いた半導体の供給問題が急速に解消し市場全体に部品在庫が積み上がったことの影響を受け、減収減益となった。

賃貸不動産セグメントの売上高は同1.6%減の0.48億円、セグメント利益は同0.3%減の0.27億円となった。前期から保有不動産に変動はなく、売上高、セグメント利益ともに横ばいとなった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.7%増の890.00億円、営業利益が同2.0%増の18.00億円、経常利益が同2.1%減の19.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.9%増の16.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

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