本日注目すべき【好決算】銘柄 シェアテク、コメ兵HD、メドレー (14日大引け後 発表分)

注目
2023年8月15日 7時01分

8月14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

シェアテク <3989> [東証G]  ★今期営業を15%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆23年9月期第3四半期累計(22年10月-23年6月)の連結営業利益は前年同期比3.5倍の8.2億円に急拡大して着地。生活トラブルのマッチングサイトが主力のカギジャンルを中心に好調に推移したことが寄与。広告宣伝費率の適正化や販管費のコントロールを継続したことも大幅増益につながった。

併せて、通期の同利益を従来計画の10億円→11.5億円に15.0%上方修正。増益率が2.5倍→2.9倍に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

久世 <2708> [東証S]  ★今期経常を一転53%増益に上方修正・最高益更新へ

◆24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は4.4億円の黒字(前年同期は0.3億円の赤字)に浮上して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の6.2億円→13.8億円に2.2倍上方修正。従来の31.1%減益予想から一転して53.3%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

法人活動の活発化やインバウンドの回復、リベンジ消費を背景に、主力の食材卸売事業を中心に第1四半期業績が想定以上に好調だったことを反映した。

コメ兵HD <2780> [東証S]  ★今期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も12円増額

◆24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の17.6億円に急拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の58億円→72.3億円に24.7%上方修正。増益率が7.3%増→33.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

物価高や円安傾向が続く中、訪日外国人を含め中古品や人気ブランドアイテムへのニーズは高く、高額品の販売が好調に推移していることが上振れの要因。

業績好調に伴い、年間配当を従来計画の76円→88円(前期は60円)に増額修正した。

メドレー <4480> [東証P]  ★今期経常を70%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆23年12月期の連結経常利益を従来予想の17.6億円→30億円に70.5%上方修正。増益率が15.3%増→96.6%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。人材プラットフォーム事業を中心に好調に推移し、売上高が計画を上回ることが寄与。予備費用を含めた販管費が下振れすることに加え、受取和解金などの計上も利益を押し上げる。

ドラフト <5070> [東証G]  ★今期経常を61%上方修正、配当も1円増額

◆23年12月期の連結経常利益を従来予想の4億6600万円→7億5000万円に60.9%上方修正。増益率が5.4倍→8.6倍に拡大する見通しとなった。高いデザイン性・企画力を有するデザイン事業への需要が想定より高い水準で推移する中、デザイン・設計単独プロジェクトなど利益率の高い案件の獲得などが上振れの要因となる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→6円(前期は5円)に増額修正した。

日機装 <6376> [東証P]  ★今期最終を76%上方修正

◆23年12月期の連結最終利益を従来予想の29億円→51億円に75.9%上方修正。減益率が78.7%減→62.6%減に縮小する見通しとなった。上期において、円安が加速し為替差益が大幅に増加したことなどを反映した。

エスケーエレ <6677> [東証S]  ★今期経常を一転7%増益に上方修正、配当も111円増額

◆23年9月期の連結経常利益を従来予想の40億円→46億円に15.0%上方修正。従来の7.0%減益予想から一転して6.9%増益見通しとなった。大型フォトマスク事業が堅調に推移する中、費用圧縮の進展や円安進行による為替差益の発生が利益を押し上げる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の33円→144円(前期は64円)に大幅増額修正した。配当利回りは9.13%に上昇。

FFJ <7092> [東証P]  ★4-6月期(1Q)経常は39%増益で着地

◆24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比38.7%増の10.5億円に拡大して着地。フランチャイズ店舗数の増加に加え、テレビCM効果などで直営既存店の新規会員の獲得と継続会員が堅調に推移したことが寄与。会員管理システムの移行に伴う一時的な収益も大幅増益の要因となった。

カクヤスG <7686> [東証S]  ★今期経常を46%上方修正・最高益予想を上乗せ、20円増配へ

◆24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は5.9億円の黒字(前年同期は1.8億円の赤字)に浮上して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の19.9億円→29億円に45.7%上方修正。増益率が2.5倍→3.6倍に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

新型コロナウイルス感染症の収束やインバウンド需要の回復などで酒類需要が一段と高まる中、飲食店への販売が想定より伸びることが寄与。家庭用販売もテレビCM効果などで堅調に推移する。

業績好調に伴い、従来未定としていた年間配当を50円(前期は30円)に大幅増配する方針とした。

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