フロンテオが大幅続落、第1四半期営業損益は赤字幅が拡大
FRONTEO<2158>が大幅続落している。14日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高14億7300万円(前年同期比30.2%減)、営業損益5億7300万円の赤字(前年同期1億6700万円の赤字)、最終損益4億5300万円の赤字(同3億4500万円の赤字)となり、前年同期に比べて赤字幅が拡大していることが嫌気されている。
eディスカバリサービスで大型案件の受注が低調に推移したことに加えて、前期に行った戦略的な非AIビジネスの削減によりリーガルテックAI事業の売上高が減少した。一方のAIソリューション事業では、ライフサイエンスAI分野で標的分子探索の受託ビジネスへのビジネスモデルシフト中であることが響いた。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高82億円(前期比13.6%増)、営業利益2億円(前期13億6100万円の赤字)、最終利益5000万円(同17億100万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。