横浜冷凍---3Q単体では営業増益に転じる

材料
2023年8月15日 12時25分

横浜冷凍<2874>は14日、2023年9月期第3四半期(22年10月~23年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比17.1増の989.94億円、営業利益が同19.6減の28.83億円、経常利益が同22.2%減の34.19億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同21.4%減の23.24億円となった。営業利益は第3四半期累計では減益も3Q単体では前年同期比増益となった。

冷凍倉庫事業の売上高は前年同期比5.6%増の234.95億円、セグメント利益(営業利益)は同1.8%減の50.09億円となった。畜産品が高い在庫水準で推移し、保管料収入が前年を大きく上回り増収となった。一方、電気料金の高騰、および今年3月に新設した「ちばリサーチパーク物流センター」の立ち上げ時の一時経費増加により若干の減益となった。

食品販売事業の売上高は同21.2%増の754.56億円、セグメント利益(営業利益)は同10.4%減の9.84億円となった。水産品は、ホタテが高値相場から取扱量が減少したが、主要品目であるサーモン、サバ、イカ等の他、気仙沼でのビンチョウマグロ豊漁による取扱いが増加し、水産品全体では増収増益と大きく伸長した。畜産品は、ポークが量販店への販路拡大、外食向けの需要回復により増収増益となったが、チキンは需給バランスが崩れ増収ながら減益となり、畜産品全体では増収減益となった。農産品はイモ類、キャベツの取扱い増加が不作の玉ねぎをカバーし、増収増益となった。

2023年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.6%増の1,240.00億円、営業利益が同17.6%増の50.00億円、経常利益が同4.0%増の52.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.5%増の34.00億円とする計画を据え置いている。

《YI》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.