【市場反応】米7月小売売上高、予想上回り一時ドル買い強まる

市況
2023年8月15日 22時09分

米7月小売売上高は前月比+0.7%となった。伸びは6月+0.3%から予想以上に拡大。同月に開催されたオンライン小売のアマゾンの会員向けビッグセールの影響が全体指数を押し上げたと見られている。変動の激しい自動車を除く小売売上高も前月比+1.0%と、伸びは6月+0.2%から予想以上に拡大し1月来で最大。国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車、建材、給油、食品を除いたコントロールグループは前月比+1.0%。伸びは1月来で最大となった。

また、同時刻に発表された米7月輸入物価指数は前月比+0.4%と、3カ月ぶりのプラスで、1年ぶり最大の伸びとなった。輸出物価指数も前月比+0.7%と、2月来のプラスで昨年7月以降ほぼ1年ぶり最大の伸び。一方で、米8月NY連銀製造業景気指数は―19と、7月1.1からマイナスに落ち込み5月来で最低となった。

米小売りや輸入物価指数が予想を上回ったため米長期金利が上昇。10年債利回りは4.2681%まで上昇した。一時ドル買いが強まり、ドル・円は145円82銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0898ドルまで下落し日中安値を更新した。ポンド・ドルは1.2681ドルまで下落。

【経済指標】

・米・8月NY連銀製造業景気指数:―19(予想:-1.0、7月:1.1)

・米・7月小売売上高:前月比+0.7%(予想:+0.4%、6月:+0.3%←+0.2%)

・米・7月小売売上高(自動車除く):前月比+1.0%(予想:+0.4%、6月:+0.2%)

・米・7月輸入物価指数:前月比+0.4%(予想:+0.2%、6月:-0.1%←-0.2%)

《KY》

提供:フィスコ

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