今日の為替市場ポイント:米国株安を受けてリスク選好的なドル買い抑制も

通貨
2023年8月16日 8時28分

15日のドル・円は、東京市場では145円33銭まで売られた後、一時145円85銭まで上昇。欧米市場では145円87銭から145円11銭まで反落したが、145円58銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に145円台で推移か。米国株安を受けてリスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。

15日の米国株式市場では主要株価指数が下落。この日発表された7月米小売売上高は市場予想を上回る内容だったが、政策金利の高止まりが想定されたことや、「格付け会社フィッチ・レーティングスが一部の金融機関を格下げする可能性がある」との報道が嫌気された。株安を受けて米長期金利の上げ幅は縮小。インフレ率の持続的な低下への期待は特に高まっていないため、米連邦準備制度理事会(FRB)は9月以降に1回の追加利上げを行う可能性は高いと予想される。ただし、金利上昇は金融機関の業績を圧迫するとの懸念もあるため、米長期金利や米国株式の動向については予断を許さない状況が続くとみられる。

《CS》

提供:フィスコ

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