株価指数先物【昼】 ボリンジャー-2σ水準までの下落で押し目狙いの動きも
日経225先物は11時30分時点、前日比390円安の3万1860円(-1.20%)前後で推移。寄り付きは3万1920円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1940円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。その後は3万1990円まで下げ渋る動きも見られたが、節目の3万2000円を回復することができず、戻り待ちのショートの動きが強まるなか、中盤にかけて3万1750円まで下げ幅を広げた。終盤にかけては3万1850円~3万1900円辺りでの保ち合いを継続。
日経225先物は、前場中盤にかけての下落によって、75日移動平均線(3万1840円)を割り込み、ボリンジャーバンドの-2σ(3万1730円)水準まで売られた。中国の景気不透明感が強まるなか、上海総合や香港ハンセン指数の弱い値動きもあり、リバウンド機運は高まりづらいところであろう。ただし、大きく調整したことから、いったんは押し目待ち狙いのロングは意識されやすい。また、7月12日に付けた3万1760円とのボトム形成への期待もあり、積極的にショートを仕掛けてくる動きは限られそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.05倍に低下した。一時14.02倍まで切り下がり、節目の14.00倍割れが意識されやすい。
株探ニュース