7月の米住宅着工件数は2カ月ぶりの増加
米商務省が日本時間21時半に発表した7月の米住宅着工件数は年率換算で145.2万件となり、前月比3.9%増と2カ月ぶりに増加した。一戸建て住宅が6.7%増加、集合住宅は1.7%減少している。
同時に発表になった米住宅建設許可件数は144.2万件と、こちらも増加に転じている。一戸建て住宅の許可件数はこの1年余りで最も高い水準に増加していた。
住宅ローン金利が高騰する中で、住み替えを行う住宅保有者が減少しており、米国では圧倒的に多い中古住宅は在庫不足に陥っている。そのため、購入希望者は新築に目を向け続けており、住宅建設業者は24時間体制で工事に取り組んでいる。ただ、FRBが高金利を長期化させたい意向を示す中で、住宅ローン金利は再び上昇に転じており、景気の先行き不透明感もある中で、米住宅市場の見通しは依然として不透明だ。
*米住宅着工件数(7月)21:30
結果 145.2万件
予想 145.0万件 前回 139.8万件(143.4万件から修正
*米住宅建設許可件数
結果 144.2万件
予想 148.5万件 前回 144.1万件(144.0万件から修正)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美